2025年7月20日、エディションホテル東京虎ノ門にて、「テロワール能登」企画の一環として、能登復興支援を目的としたアートイベントが開催されました。
本イベントでは
鬼道アーティスト MICO MAI による能登手漉き和紙を用いた新作アートと、著名な漆芸家・箱瀬淳一氏による漆作品が共に展示され、伝統工芸と現代芸術が美しく融合した空間が来場者を魅了しました。

MICO MAIは、能登の歴史をひもとき、神話『ホツマツタエ』をモチーフに、「お社アート」や祈りのイラストレーションを制作。
真実の神話をテーマに、日本の原点を、墨・顔彩・重蔵神社の聖水で描き出した作品は、神聖な祈りと再生の願いを宿しています。
一方、箱瀬氏の漆芸作品は、明治・大正の器や江戸の玩具、月の満ち欠け、メソポタミアの楔形文字などをモチーフに、輪島塗の伝統を継承しつつ、現代の感性と未来への可能性を映し出す佇まいを放っていました。

また、会場では能登の食材をふんだんに取り入れた特別料理が提供され、俳優・窪塚洋介氏がアンバサダーを務める日本酒「福霧」とのペアリングも実施。この日は、窪塚氏のご家族である優香夫人とお嬢さまが来場され、温かなご縁がこの場に彩りを添えました。
さらに、Apple Japan 元CEOや音楽家 King Power氏をはじめとする各界のトップランナーたちも集い、芸術と文化によって未来を育む意義を語り合う、かけがえのないひとときとなりました。
冒頭のトークセッションと乾杯から幕を開けた本イベントは、アート、食、祈りが響き合う“祈りがかたちになる場”として、この日限りの特別な空間を創り出しました。
人と土地、伝統と未来、そして魂と芸術を結ぶ「新たなテロワール」の可能性が、ここに提示されました。
次回は、9月23日開催のMICO MAI Art Studio Charity Gala Party “100年先の日本の未来へ at Four Seasons Hotel Tokyo at Otemachi にて、皆さまとお目にかかれますことを心より楽しみにしております。
